2007年05月26日(土)
動物用眼圧計 [院長日記]
とうとう念願の動物用眼圧計トノペンベットを購入しました。
欲しかったおもちゃが、やっと買えたときの気持ちのようでちょっぴり嬉しいです。
ちょっと太目のペンか万年筆の大きさなのですがこれがまた高価!!
一度、購入を考えて業者さんから見積もりを出してもらったのですが、日本の正規ディーラーから買うと確か60万円近く・・・・・
どうして医療機器はこんなに高いのでしょうか。そのときは購入を断念し、もっと使用頻度の高い他の器具を買いました。
ところが、最近付き合いのあるアメリカのメーカーがセールをするとメールを送って来ました。アメリカからの送料と業者さんの手数料と商品の料金を合わせても半額以下でしたので速効、個人輸入で買いました。
今、愛しのトノペンベットは手元にあります。しかし取扱説明書が英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語でした。当然ジャパニーズ、つまり日本語の説明書は一切ありません。
「どうせいっちゅーねん。」
思わず、変な関西弁が口から出てしまいました。
とりあえず連れの獣医師仲間に正規ルートで買った奴はいないかどうかあたってみました。あわよくば、日本語の取扱説明書のコピーをゲットして、楽してしまおうという魂胆です。
いたいた、一人だけ正規ルートで買った奴が・・・・学生時代からとってもいい奴なので早速取扱説明書をFAXしてもらうこととなりました。
しかーし、2日待ってもFAX届かず・・・・・3日目の朝の彼からのメールのタイトルは「ごめーん」でした。そうです、彼は日本語の取扱説明書を紛失していました(泣)・・・・・・・
こうなったら仕方ありません。やるしかありません。幸いなことに?(病院運営を考えるとダメじゃん)もう今年のピークは過ぎ去ったみたいで、昨日の雨天も重なって、ほとんど犬の患者さんが来ません。ぽつぽつとネコさんが来るだけです。これ幸い、と昨日はひたすら英和辞典とにらめっこ。何とか使用方法の訳までは出来ました。残りのメンテナンスの部分の訳は萩原先生にお願いしてしまいました。
彼女は本当に優秀で、私がうなりながら英語の文献を訳している間に5倍くらいのペースで訳していってしまいます。2〜3日後には残りの部分は出来ていることでしょう。
説明書の途中で「機械の調子が悪いときは
「◯∇‰ÅΩΧへ電話をしてください」と書かれていましたがもちろんアメリカです。万が一故障したら英会話は全く出来ないので直接手紙でも書いて送ることとしましょう。そのときは萩原先生よろしくね。
とりあえず今日うちの猫で眼圧測定してみました。やってみた感想は
「なんだ簡単に測れるじゃん」
明日の診察から眼圧測定が必要そうな子が来たら早速活用します。
Posted at 20時19分