2007年04月07日(土)
36(さんじゅうろく) [院長日記]
4月6日で36になりました。もちろん年齢のことです。
ちなみに4月6日は宮沢りえの誕生日でもあります。そんなことどうでもいいですね。すみません。
小さい病院ながら、私は病院長です。院長の誕生日の夜は、美しいおねーさんと一緒に、夜景の見える洒落たレストランでゆったりディナーと行きたいところです。
が、しかし、現実はそうは行きません。36歳というのは世間的には、ぼちぼちおっさんの年齢ですが、獣医師の世界ではまだまだ若造、青二才です。
若造がやることといえば、そう、勉強!!です。
今日(昨日)も、9:00から矢場町の名古屋コミュニケーションアート専門学校でカルフォルニア大学デイビス校整形外科助教授の林慶先生のセミナーでした。診察終了後速攻で矢場町へ行き、林先生のセミナーを聴いてきました。
帰宅してみるともう今日、4月7日になっており、誕生日だからといって特に何もなく過ぎた1日でした。子供は当然すでに寝ており、家族には誕生日を祝う言葉は言ってもらえませんでした(泣)。がっくし。
ごく一部の患者さん、スタッフには声をかけてもらったので良しとします。声をかけてくれたやさしい方々、ありがとう。
あしたも夜9:00から岩倉で勉強会の予定です。診察が済んだら速攻で行くつもりです。まだまだ、私は獣医師の中では若造です。不純なことは(なるべく)考えずに勉強あるのみ、ですね。
Posted at 01時09分
2007年04月01日(日)
同窓会 [院長日記]
昨日の診察終了後、中学の同窓会に参加させてもらいました。
2次会からの出席だったので夜の10:00からの合流でした。
なんと20年ぶりです。
中学卒業以来あってなかった人がほとんどなので、最初部屋を間違えたかと思いました。私も中学のときは部活の方針で坊主頭だったので、なかなかみんなにわかってもらえませんでした。しかしながら、なんとなくみんな昔の面影が残っており、時間が経つとともに途中からはほとんどの人を思い出すことができました。
楽しい時間はあっという間に過ぎ去り、今日の仕事も有るので後ろ髪惹かれる思いで、途中抜け出し帰宅しました。
次の日の仕事が無ければ朝まで飲んでいたかもしれません。
短い時間でしたが、とても楽しい時間を過ごすことができました。
心のリフレッシュができました。
南山中学の同窓生の皆さん、ありがとうございました。この場を借りてお礼を言わせてもらいます。
また、誘ってくれると嬉しいですね。今度は1次会から行きたいですね。
Posted at 22時46分
2007年03月30日(金)
フィラリア予防の話パート2 [病気に関するお話]
フィラリア予防薬を飲ます前、予防シーズンの最初には必ず血液検査が必要です。
例外は1年中予防薬を飲んでいるワンちゃんとその年生まれのワンちゃんは血液検査は不要です。
具体的には
1.抗原検査:検査キットを用います。フィラリアの成虫の寄生の有無を調べる詳しい検査です。
2.ミクロフィラリア検査:顕微鏡下でフィラリアの幼虫の有無を調べます。
最低限必要な検査です。
どちらの検査をすべきでしょう?
うちの病院の考え方としては、毎年完璧に予防しているワンちゃんは最低限の2の検査でよいと思います。
反対に今まで全く予防していない、あるいは飼主さんが忙しさのあまり予防がうやむやになっている場合、本当にフィラリアに感染していないか飼主さんが知りたい場合は1の詳しい検査をすると良いでしょう。
万が一フィラリアに感染しており、しかもオスメスがワンちゃんの体内にいる場合、フィラリアは卵ではなく幼虫をそのままワンちゃんの血液の中に産み落とします。1滴の血液中に何十、何百と出現します。
そもそもフィラリア予防薬は蚊に刺されてワンちゃんの体内に侵入してきた少数のフィラリアの幼虫をターゲットにしています。しかしフィラリアに感染し、しかもミクロフィラリア(幼虫)が出現しているワンちゃんに予防薬を投与すると血液中の大量のミクロフィラリア(幼虫)も一緒に駆除されてしまいます。このときの影響で、ショック状態に陥り、最悪、命を落としてしまう場合もあります。もちろんなんとも無い場合もありますが。
以上が予防薬を投与する前に血液検査が必要な理由です。
2の検査が必要最低限といった理由は、2の検査が大丈夫だからフィラリアに感染して無いとはいえないのです。フィラリアに感染していても、メスだけ、あるいはオスだけ感染している場合、オスメスいてもフィラリア自体が高齢の場合は、幼虫が出現しません。この場合2の検査はOKでも1の検査では引っかかってきます。
ご心配な方は1の抗原検査、しっかり飲ませているから大丈夫とお考えであれば2の検査をお勧めいたします。
Posted at 12時27分
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