2007年04月10日(火)
集合注射 [院長日記]
今年もまた狂犬病注射のシーズンがやってきました。
毎年のことですが、4月に数回、市役所主催の狂犬病集合注射にかりだされます。明日は朝から当番で集合注射に行ってきます。
集合注射というのは、市内の公民館、集会所など決まった場所に獣医師と市役所の職員が出向き、ワンちゃんを集めて狂犬病の予防接種をすることです。
うちの病院に来てくれるワンちゃんは、ほとんどがお利口さんなので頭をナデナデしながらでも注射させてくれます。病院が嫌いなワンちゃんでもほとんどの飼主さんがしっかりされているので、注射ができないことはほとんどありません。
普段、自分の病院ではニコニコとワンちゃんと戯れながら注射をしている私ですが、しかし、集合注射になると話は別。この時ばかりはアドレナリン出まくりです。つまり、とても手ごわいワンちゃんがどこの会場に行っても1頭や2頭います。
注射の恐怖を思い出し、飼主さんを転ばせて綱を振り切り勝手に一人で家まで帰ってしまう子もいれば、「俺の後ろに立つな!!後ろに立つやつは容赦をしない」と背中に注射をしようとすると容赦なく咬みついてくるゴルゴ13みたいな子もいます。油断するとこっちが怪我をしてしまいます。
幸いなことに、私は逃げるのだけはうまい(意味深ですね)ので、今まで怪我をしたことはありません(これまた意味深ですね)が、これが結構気を使う仕事なのです。
明日も例年通りトラブルなく終了することを願っています。
Posted at 23時25分