2007年01月26日(金)
尿閉(結石で詰まっておしっこが出なくなること)の話 [病気に関するお話]
尿閉とは主に尿路結石で尿道がふさがってしまいおしっこが出なくなることを言います。犬、猫ともに、男の子の方が女の子よりも尿道が細くて長いため、尿閉のリスクが高いです。
こうなったら緊急です。決してそのまま様子をみるなどしてはいけません。
直ちに病院へGOです。様子を見ていると最悪の場合、尿毒症を起こして死んでしまいます。
検査の結果、単に膀胱炎でおしっこが近くなっているだけなら一安心。緊急性はありません。おしっこの検査をしっかり行い原因に応じた治療をしっかりやっていきましょう。
尿閉の場合は、尿カテーテルなどを用いて、直ちにおしっこが出るような処置を行いますが、重症の場合、尿道内にぎっしり結石が詰まってしまいカテーテルが入らない事があります。こうなったらもう緊急OPEしか助かる道はありません。うちでも年に2〜3回は尿閉の緊急OPEを行います。
こんなことにならないように常日頃から元気・食欲はいつもどおりか?うんち・おしっこはきちんと出てるか?量・色・臭気に変化はないか観察しておきましょう。
Posted at 23時43分
2007年01月24日(水)
緊急手術 [院長日記]
緊急手術が入りました。
何とか無事終了し、今、ワンちゃんの様子を見ながらこれを書いています。本来なら今日は火曜日の夜なのでこの時間は名古屋港にいるはずです。今日も診察が終了したら速攻で海へ行く準備をしていました。
残念ですが、仕方ありません。
しかし、うちのスタッフは皆、いつもながら嫌な顔ひとつせず休みの前にもかかわらず夜遅くまでがんばってくれます。本当にできた人たちです。
よくもまあ、こんな優秀な人ばっかり集まったものです。院長の私よりもよっぽど仕事熱心です。ずっとうちの病院で仕事を続けてもらえると良いなと思います。
Posted at 00時21分
2007年01月21日(日) 臨時休診
夜中にペットの様子がおかしい時にはどうすればよい? [お知らせ]
動物も人間の子供も決まって病院のやってない時間に調子を崩すものです。そんな時どうすればよいでしょうか?
とりあえずタイトルの「夜中にペットの様子がおかしい時にはどうすればよい?」をクリックしてください。
名古屋市獣医師会のやっている夜間緊急診療所を記憶の片隅において置いてください。
1.年中無休
2.夜中やっている病院を探しているうちに行けちゃいます(当院から夜は40分ぐらいで行けます)。
3.優秀なスタッフがそろっています。
4.名古屋獣医師会が開設していますが、私の所属する愛知県獣医師会も協賛しております。
緊急時は、とりあえず夜間緊急診療所に電話を入れていただき先方の獣医師の指示に従ってください。 あえて、このような事を書かせていただく理由は、
1.獣医師の勉強会は夜9:00以降が多いので、当院では夜の診察終了後は獣医師不在の場合が多いです。
2.当院にいきなり御来院いただいても、私が不在の場合は改めて、飼主様ご自身で診察可能な病院を探していただくことになります。
つまり、一刻を争う緊急時に、せっかくお連れいただいても私が不在の場合、診察させていただくことができません。じゃあ、どうすれば良いのか?
名古屋獣医師会夜間診療所に連絡していただき、獣医師の指示にしたがっていただくのが一番良いと思います。是非一度、チェックをお勧めいたします。
Posted at 23時28分
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