みずこし動物病院

homeみずこし動物病院blog | お知らせと院長日記(不定期更新)

2007年01月18日(木)

今年の目標 [院長日記]

*興味にある方だけタイトル「今年の目標」をクリックして、サイトが開いたら下のほうへ進んでいただき11/15のところをご覧ください。興味のない方は、あなたの大切なお時間を無駄にしてしまいますので「病気の話」「お知らせ」へお進みください。

何の目標かって?もちろん釣りの目標に決まっています。去年の最大魚は77cmのシーバスでした。
去年は70cm以上2本、60cm以上5〜6本釣りました。今年は是非80cm overを釣ろうと思います。

今週も火曜日の診察終了後、名古屋港へいってきました。この日は船に乗らず陸っぱりのつりです。火曜日の夜はずっと雨が降っていたので
「こんな日に真夜中釣りに来る人はいないだろう。メジャーポイント独り占めだぜ!!シメシメ。」と独りほくそ笑みながらポイントへ向かいます。
 確かに真冬の深夜の雨の中、つりをやっているようなおかしな輩はいません。が、しかし人がいなけりゃ、魚も全くいません。シーバスの餌となる小魚の気配さえ全くありません。どうやらやる気がないのは人間ばかりではないようです。2時間くらいルアーを海で泳がせていましたが、結局海水でルアーを洗っただけでした。すごすご帰宅し入浴、体温が戻ったところで焼酎のロックを2杯ほどあおり、布団に轟沈しました。また来週!!

Posted at 22時48分

猫は悪くない? 猫ひっかき病 [病気に関するお話]

猫ひっかき病をご存知でしょうか?
私も開院当初、かかりました。診察中にネコさんにやられたのだと思いますが、左手首の引っかき傷がいつまでも汁っぽく、1週間以上37℃ちょっとの微熱が続きました。仕事柄動物に引っかかれることなどしょっちゅうあるので、いちいち気にしてなかったし、いつやられたのかも覚えもありませんでした。しかしそのうち、わきの下のリンパ節が鶏の卵ぐらいに腫れ上がったため、さすがに「これは、猫ひっかき病かも」と思い、病院(もちろん人間のです)へ行きました。シプロキサシン(抗生剤)を処方してもらい、2週間ぐらいでリンパ節の腫れもひき、熱も下がり完治しました。

この病気はネコさんがノミに刺されること(必ずノミが菌を持っているわけではありませんが)でBartonella henselaeと言う細菌を爪や口に保菌するようになり、それが人に感染します。
つまり、ネコさんがノミに吸血されなければ良いわけです。
要するにネコさんが悪いわけではなく、ノミが悪いのです。
1.ネコさんは室内で飼育する
2.定期的にノミの予防をする(動物病院処方のノミの薬をお勧めします)
これだけで飼主さんが猫ひっかき病に感染するリスクは非常に低くなります。ただし、野外でちび猫を保護したとき、ノミが感染しているケースが多く見られます。とりあえずノミがついているようならノミの定期的な駆除・予防を第一にお勧めいたします。

*タイトル「猫ひっかき病」をクリックすると猫ひっかき病の詳しく書かれているサイトに行きます。

Posted at 17時29分

2007年01月15日(月)

チョコレート中毒(ココアもヤバイ) [病気に関するお話]

私たちの身近なおやつのチョコレート。犬猫にはだめです。
 最近、チョコレートやココアは抗酸化物質であるポリフェノールが豊富に含まれており、健康にとてもよろしいということで見直されています。そんなに健康にいいなら「うちのかわいい○×ちゃんにも食べさせてあげよう。」と考えるのは皆同じ。がしかし、チョレート・ココアは犬猫にはだめです。
 ほんの少し食べてしまったぐらいなら問題は起きませんが、個体差があるのでどれだけだったら大丈夫とは言えません。具体的には
  テオブロミン
という成分が有害です。症状は中毒の本によれば
高血圧、不整脈、精神不安定、興奮、振戦(ぶるぶる震える)、痙攣、尿失禁、昏睡、死亡です。
解毒剤はありません。食べてすぐならとりあえず嘔吐させて、成分の効果が切れるまでひたすら支持療法(点滴で尿への排泄を促す、痙攣に対しては抗痙攣薬、吸収を抑えるために活性炭)しかありません。
幸いなことに、私はチョコレート中毒は経験してません。(ネギ・たまねぎ中毒は時々見られます。)

とりあえず、チョコレートやココアの残りはワンちゃんの手の届かない(口の届かない)ところにしまっておきましょう。

Posted at 18時49分

勉強会 [院長日記]

冬は獣医師にとって勉強会のシーズンです。
年末から続いた慌しさも一段落し、4月に狂犬病の予防注射がはじまるまでの2〜3ヶ月はゆったりと診察ができると同時に、あちこちで数々のセミナーが開催されます。
 そこで昨日、診察終了後、東京都で「さいとうラビットクリニック」(ウサギ専門病院!!)を開院されている斉藤久美子先生の講演会に行ってきました。斉藤先生のウサギさんの講演はここ6年間で4〜5回聞かせてもらっていますが、相変わらず聞いている者を飽きさせない楽しいお話でした。前日(土曜日)の夜は、所属している小動物臨床研究会の定例会があり、少し寝不足気味だったので、途中で睡魔に襲われるかも?と思っていましたが、全くそんなことはありませんでした。
斉藤先生はウサギの診察で非常に著名な先生ですが、毎回話を聞くたびに診察のレベルがグレードアップしています。きっと現状に満足することなく日々、より良い診療を模索しているからでしょう。
 うちの病院も少しずつですが、ウサギさんが増えてきています。斉藤先生の病院みたいに、ウサギさんにも犬猫なみの診察が提供できるようにならなくてはと思いながら、セミナー終了後は、とりあえず栄の榮太郎で一杯ひっかけて帰ってきました。

Posted at 17時11分

2007年01月12日(金)

犬猫に風邪薬は× [病気に関するお話]

寒くなってきましたね。
動物(特に猫)も咳、くしゃみ、鼻水などのいわゆる風邪のような呼吸器症状を呈することが多くなります。
 そこでご注意!
今でこそほとんど聞きませんが、私が獣医師なりたてのころ、「犬が風邪ひいたので俺の風邪薬のませてやった。」とか「猫がくしゃみしとったで風邪薬やった。」などとよく聞いたものでした。しかし、風邪薬の有効成分である解熱鎮痛剤(非ステロイド系抗炎症薬)が犬、猫には曲者です。
例を挙げると
 アセトアミノフェン、アスピリン、イブプロフェンなど
これらの薬剤は摂取すると、溶血性貧血(赤血球が壊れて貧血)、胃腸穿孔(胃や腸に穴が開く)、急性腎不全などを引き起こして最悪の場合、命にかかわることがあります。特にネコさんはこれらの薬剤の毒性が強く出やすいので注意が必要です。
最近は、動物用のとてもやさしい解熱鎮痛剤があります(いわゆる風邪の症状で使うことはありませんが)。安易な人薬の使用は慎んでいただいたほうが無難です。もっとも、われわれ獣医師も、犬猫用の薬自体があまりないため人用の薬をよく用います。ただし、犬猫に使っても安全でしかも効果的であるとわかっている薬しか用いませんけどね。
同じ薬でも、動物種によって、有効な場合と有害になってしまうものがあるということは知っておいて損はないと思います。

Posted at 14時37分

過去の記事へ

ページのトップへ ページのトップへ

院長ブログ

1

2007


  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

PHOTO

君らのメシじゃねえーよ

君らのメシじゃねえーよ

海水浴

海水浴

きなこ

きなこ

検索


カテゴリーリスト

最近の記事

リンク集

RSS1.0
powered by a-blog

Mizukoshi Animal hospital All Rights Reserved.