2007年10月31日(水)
毎日の習慣 [院長日記]
1週間入院していたネコさんが昨日退院しました。
うれしそうな顔をして飼い主さんに抱かれ、ケージに入って帰っていきました。飼い主さんも嬉しそうにしてくれていたので、こっちまで嬉しくなりました。
1週間毎晩夜遅くまで頑張った甲斐がありました。
しかし、1週間も入院しているとさすがにネコさんも懐いてきます。退院間際には我が家のようにリラックスしていました。
性格がとても良いネコさんだったため(採血の時にはメチャクチャ怒りますが人間でも採血は嫌だから仕方ないですよね。)スタッフがみなとても可愛がっていました。、
スタッフの手前、私は検査や治療に徹していましたが、やっぱり1週間も入院していると、自分の飼い猫のような気がしてきます。
毎日暇さえあれば入院室を見ていたため、入院室をのぞくのが習慣になってしまい、もう退院したにもかかわらず何度も何度も入院室をのぞいてしまいます。
本音を言うとちょっぴり寂しくなってしまいました。朝早くから夜遅くまでずっと看ていて、ネコさんと仲良しになってしまえば情もわいてしまいますよね。
しかし、動物は本来の飼い主さんのいるお家が良いに決まってます。
小動物獣医師はきつい仕事ですが、やっぱり飼い主さんのよろこんでくれる顔と動物の元気になっていく姿を見るとこれ以上ない喜びを感じます。獣医師になってよかったと実感する瞬間です。
昨日退院したネコさんがもう2度と入院をしなくてもいいように願っています。
Posted at 17時35分