三郷駅の近くに昔ながらの釣り具屋さんがあります。こじんまりとして昭和の匂いがプンプンするお店です。自分が子どもの頃、この辺りでは唯一の釣具屋さんでした。小学2年生の頃初めて自分の釣竿をこの店で買いました。
　小学生当時は、自分のこづかいはほぼすべてこの店で釣り道具にぶっ込んでいました。
その後、效範小学校の近くに新しい釣具屋ができ、この店は品揃えが豊富だったため、完全にこっちへ乗り換えてしまい、三郷駅のお店には行かなくなってしまいました。
　大学6年、勤務医5年、計11年よその土地で過ごし、地元に戻って13年経ちましたが、この店を覘くことはありませんでした。
　今日、セミナー帰りにたまたま店の入り口に「2/2で閉店」という広告の裏に手書きの案内を見てつい立ち寄ってしまいました。30年ぶりの正に閉店間際の訪問でした。
　当時はおっちゃんがいたのですが、「こんにちわ~！」と声をかけて店に入ると奥からおばちゃんが出てきました。おばちゃんと世間話をして、自分が子どもの頃この店に通い詰めたことなど話しながら「そういえばおっちゃんは？」と聞いたら寂しいことに数年前に他界されたとのことでした（泣）。
　閉店セールでルアー50%OFFだったので、とりあえず自分が小学生のころ使用していて、そこそこ魚が釣れたレアものがあったので、購入してきました。
　時間が経ったといえばそれまでですが、店内レイアウトも自分が小学生だった頃のままのお店が廃業してしまうのは一抹の寂しさを覚えます・・・・・・・・