2009年11月06日(金)
せせらぎ街道 [院長日記]
先日の瀕死の猫さんは、生命力が豊かだったらしく、めでたく退院できました。病気の再発が無いのを祈るばかりです。本当に良かったです。
しかし、良いことばかりではありませんでした。
うちの病院が開院した直後から、うちに通院してくれていた猫さんが亡くなってしまいました。
開院当初はまだ若く、元気も旺盛だったので、ワクチンや健康診断が主体でした。しかし、ここ3年ほどは慢性の病気にかかり、定期的に診察させてもらっていました。
この猫さんは、とても愛嬌のある猫さんで、診察室内を我が家のように探検し、私にもゴロゴロ喉を鳴らしながら頭をグイグイ押し付けてきてくれました。
しかしながら、飼い主さんが遠方へ引っ越したため、ここ最近はほとんどうちの病院には、かかっていませんでした。うちの病院へ来るまでの時間と猫さんの負担を考えると、近場の病院で診察を受けるのは当然のことですし、それで良いと私も思います。
しかし先日、飼い主さんがあわてた様子で電話をかけてこられたので、とりあえず診察させていただこうと待っていましたが、病院に到着したときには呼吸停止をしていました。
わずかな望みをかけて、人工呼吸を行い、蘇生術を施しましたが、残念ながら戻って来ることはありませんでした。
開院当初から診させてもらっていた猫さんで、自分の中では結構仲良しの猫さんだったのでとても残念です。 「あ〜あ、さみしい・・・・・・・」 獣医師ではない自分の心の声です。
開院して8年半もたつと、当時は元気いっぱいだった動物たちもだんだん年をとって亡くなっていってしまいます。悲しいけど、仕方のないことかもしれません。
開院当時からうちに来ていただいてる患者さんたちのおかげで今のうちの病院があります。開院当初から来てもらっている動物たちがいなくなっていくのは本当にさみしくて仕方ありません。しかし、大事な家族を失った飼い主さんの心情はもっと辛いものでしょう。ご冥福をお祈りいたします。
辛いことはありましたが、11/3に家族サービスでせせらぎ街道へ紅葉を見に行ってきました。
とても寒い1日でしたが、紅葉は大変見ごろで子供たちも見とれていました。
磨墨の里からパスカル清見 までの外気温は2℃で雪がちらついていました。磨墨の里で牛串、イワナの炭火焼き、明宝フランク、たこ焼きを食べ、パスカル清見で牛串とキノコ汁を食べて、明宝温泉につかって帰ってきました。
最近、ジム通いをしてもどんどん肥えていく理由がわかった気がした1日でした。
Posted at 11時04分