2007年01月15日(月)
チョコレート中毒(ココアもヤバイ) [病気に関するお話]
私たちの身近なおやつのチョコレート。犬猫にはだめです。
最近、チョコレートやココアは抗酸化物質であるポリフェノールが豊富に含まれており、健康にとてもよろしいということで見直されています。そんなに健康にいいなら「うちのかわいい○×ちゃんにも食べさせてあげよう。」と考えるのは皆同じ。がしかし、チョレート・ココアは犬猫にはだめです。
ほんの少し食べてしまったぐらいなら問題は起きませんが、個体差があるのでどれだけだったら大丈夫とは言えません。具体的には
テオブロミン
という成分が有害です。症状は中毒の本によれば
高血圧、不整脈、精神不安定、興奮、振戦(ぶるぶる震える)、痙攣、尿失禁、昏睡、死亡です。
解毒剤はありません。食べてすぐならとりあえず嘔吐させて、成分の効果が切れるまでひたすら支持療法(点滴で尿への排泄を促す、痙攣に対しては抗痙攣薬、吸収を抑えるために活性炭)しかありません。
幸いなことに、私はチョコレート中毒は経験してません。(ネギ・たまねぎ中毒は時々見られます。)
とりあえず、チョコレートやココアの残りはワンちゃんの手の届かない(口の届かない)ところにしまっておきましょう。
Posted at 18時49分